広島城

広島城

天正17年、毛利元就の孫・輝元が太田川河口に建てた城で、城郭は豊臣秀吉の聚楽第を真似た造りになっている。慶長5年、関ヶ原の功績により福島正則が城主となり拡張を進めるも、洪水によって度々修復を余儀なくされる。その後浅野長晟が紀伊より42万石で入城。明治まで12代にわたってこの地を治めた。原爆によって壊滅状態となったが、昭和33年に天守閣を修復。その後、二の丸表御門、平櫓、多聞櫓、太鼓櫓が復元された。

世界遺産指定の原爆ドームと厳島神社、それに5連の太鼓橋で知られる岩国・錦帯橋を訪ねて広島湾沿いに走る。日本三景の一つ、宮島は島全体が原生林で、厳島神社はその原生林の青を背景に海に浮かんでいる。王朝文化を色濃く留めている社殿は、平安時代末期に平清盛が造営した。厳島神社は、直線で15キロしか離れていなかったが、幸い島影になっていて原爆の光から逃れた。すぐ真上で原爆が爆発した当時の物産館は痛ましくも原爆ドームとして残った。800年を越す平安を過ごす厳島神社と戦争の悲惨さたっぷりと味わった原爆ドームが対照となっている。カキ筏が浮かぶ瀬戸内海沿いを西へ走り、今も、やすらかで静かに清らかな岩国城下に入る。

  • ジャンル:
  • 住所:広島県広島市中区基町21-1
  • 電話番号:082-221-7512
  • 営業時間:9:00~17:30、10月~3月31日は10:00~16:30
    オススメの時間:
  • 定休日:12月29日~1月2日
  • 料金:大人320円、小・中・高校生160円
  • 駐車所:なし